なぜ野菜の栄養価が低下しているのか? | 坂本自然農園
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2021年5月1日

なぜ野菜の栄養価が低下しているのか?

皆さんは現在のスーパーなどで普通に売られている野菜は、1960年(昭和35年)頃の野菜の半分以下しか栄養がないことをご存じでしょうか?

1960年当時の栄養価を100%とすると、現在の玉ねぎやほうれん草に含まれるカルシウムは50%、ビタミンCでは小松菜が43%、ほうれん草では23%にまで低下していますし、人参のビタミンAやゴボウのビタミンB1などに至っては17~18%しかありません。

現代人は飽食なのに栄養不足と言うのもうなずけますが、なぜこんなことになってしまったのしょうか?

それは「地力」が低下したからなのです。

ほぼ全ての農家は、楽に早く作物を大きくするために化学肥料を使います。

その方が回転率が高まり収益が上がるからですが、実は化学肥料を使うことで地中の微生物が生きていけなくなりミネラルなど土の中の栄養素がみるみる減少して「地力」が低下してしまうのです。

なのでまた化学肥料を使う・・ますます「地力」が低下する・・

一度、化学肥料を使ってしまうとこの負の無限ループとも言える悪循環が延々と繰り返されてしまいます。

そうして化学肥料で作られた野菜には「硝酸イオン」(硝酸塩)が大量に蓄積しますが、栄養価の低い野菜ほどこの「硝酸イオン」が多く含まれており、人体にも悪影響があるばかりでなく食味まで悪くなってしまうのです。

例えば、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜がわかりやすいのですが、緑色が濃く大きくて立派なものほどこの「硝酸イオン」が多く含まれています。

意外に思われるかもしれませんが、栄養があって美味しい野菜を選びたいなら「緑色が薄くて小さいもの」を選ぶのが正解なのです。

実は野菜だけではなくお米も同じで、当農園の田んぼの稲は隣の農家から『大丈夫か?』と本気で心配されるほど(笑)緑色が薄いのです。

ありがたいことにウチのお米を買っていただいた皆さんに、市販のものと全然違って本当に美味しいと言っていただけるのは、除草剤などの農薬を使わないこともありますが、米作りにはほぼ100%使われる化学肥料を一切使わないから、雑味の無いお米本来のピュアな味になるのです。

しかし、農薬や化学肥料を全く使わずに野菜やお米を育てるのは本当に大変で難しい・・が実感です。(^^;

日々失敗や試行錯誤の繰り返しですが、これからも愚直に栄養価が高く本当に美味しい作物を作るため、また微生物をはじめとする生き物など自然環境にとことん優しい農業を貫いていきたいと思います。

なかなか成長せずに心配していた当農園のハウス内の野菜たちもようやく段々と大きくなってきました。

そろそろ初挑戦の「野菜セット」販売の準備もしないといけません。(^^;